
肉を食べるということ、それはもう単純なことではなくなっている!? |
宗教によって、肉の消費はさまざま。
牛肉が食べられない、豚肉が食べられない――ベジタリアンである、など世界にはいろいろな人が生活していて、レストランではその人が食べることのできるものかどうかを考えてメニューを考案することに多くの時間を費やすことでしょう。
たとえば、イスラムに住む多くの人が口にする食肉はハラールでなければなりません。ハラールとは、イスラムの教えで「許されている」というアラビア語。ハラールとされている食肉は魚、イスラムの方式にしたがってと畜された動物、あるいはその派生物と定められています。
肉を食べるということは、ちょうど農場へ行って自分自身で何匹かの動物を狩るほど単純ではなくなってきています。最近では、肉生産が争われた問題にもなり、科学者たちは解決する方法を見つけ出そうとしています。それは食肉が動物に由来せず、人工的に肉を生産する、というもの。なんだか恐ろしいもののようにも感じますが、人工的につくられた肉は動物に由来するものと科学的に区別がつかないのだとか。
今回もList25と一緒に肉の今と昔を見ていきましょう。
フライドチキンの「揚げる」はスコットランドから始まりました。
スコットランドでは、焼く、茹でるよりも、揚げる、が一般的でした。アメリカ南部に移住したスコットランド移民の鶏肉料理がアメリカ人に伝わり、現在のスパイスの効いたフライドチキンになったのだとか。
3つの金メダル獲得の理由。
北京オリンピックの前に、ウサイン・ボルトは一週間以上のあいだ毎日毎日100個のチキンナゲットを食べていたおかげ?!
アメリカで使われる抗生物質の80%は肉生産のため、といわれています。
抗生物質使用の目的として、家畜を早く太らせるため、もう一つは不衛生な条件下で飼育しても健康を保つことにあるという。
牛肉を介し、人間が抗生物質を摂取してしまうことで、抗生物質に耐性のある「スーパーバグ」が誕生。スーパーバグとは、強力な抗生物質「コリスチン」に対して耐性を持つ細菌のことで、体内に住み着いていると抗生物質で治せる病気が治せなくなるという……。
現在のガイドラインを見直しや、科学も日々進歩することで事態の解決を急がなくてはいけません。
スミスフィールドによるアメリカ人の調査では、彼らの65%が国家の食物であるベーコンを支持すると回答。
そのベーコン、月で食べた初めての食事だったんだとか。
1867年、ケンタッキー肉シャワー事件。
ケンタッキー州バス郡に赤身肉の断片が数分間空から降ってきた事件で、実際にその肉を食べたという紳士たちは羊肉か鹿肉、地元の猟師は熊肉であると述べたという。
この現象について諸説あるものの、地元の支持が厚かったのはハゲタカが肉を吐いたという説でした。
2013年は、世界で牛肉より多くの魚が消費された最初の年となりました。
他のどの肉とも科学的に区別がつかないこの肉は、将来食物のために動物を狩る必要を防ぎます。
「食肉と私」
小学生の頃「わくわくファーム」という名の授業があり、牛や豚、鶏がいかにして食肉になるのかを勉強したことがあります。私たちの血となり肉となる動物と、と殺場で働く方々に感謝して食肉を食べましょう、というのが皆が行き着く結論でした。
動物を捌くという衝撃的な映像で、大半の生徒は「今日はお肉食べられない……」と漏らしていて、私もそれにならって母親に「今日はお肉食べられない」と訴えてみるも「何言ってんの」と一喝。小芋と手羽足の煮物が出てきたことを今でも覚えています。いただきます、いつも通り手を合わせました。
科学の力で食肉ができてしまったら、そういう感謝の気持ちもなくなるのでしょうか。今まで食肉にするために動物を育ててきた方々、と殺場で働いていた方々、失われた多くの動物の命を忘れてしまうのでしょうか。
「――科学に感謝して、いただきます」と手を合わせる日は遠くないかもしれません。
http://list25.com/25-startling-revelations-about-meat-that-might-leave-you-salivating/5/
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