錦織小町が思う美術モデルに必要なこと【写真を撮られるということ】

 

身体だけでなく映るものがある、それが写真の世界です

「撮られてみたい! 周りでそんな声が増えてきて」

20160423-16A_4311
写真のモデルを本格的にスタートさせて2年。SNSに載る回数も枚数も増えてきて、昔の私を知っている同級生からはモデルをしていることに驚かれたり、キレイだと褒められたり。写真を見てもらったきっかけでモデルのオファーをいただくこともありますし、ブログのファンになってくれる方もいらっしゃって、いろんな方面からいつも励まされています。
ここ最近、古くから付き合いのある友人から「私も撮られてみたい!けれどどうすればいいの?」と相談を受けました。これまでもモデルをしていて、モデルになる方法やどういう気持ちで撮られているのか、など質問される機会があったので、今回は撮影モデルについて私なりの考え方を綴りたいと思います。

「写真のモデルになるには」

20160423-16A_4300
まず考えなければいけないのは「どんなモデルになりたいのか」。これが一番大切だと思います。ただただ撮られたいだけでは、誰に撮ってもらえばいいのか選ぶことができないからです。一口に「写真になるモデル」といってもさまざまです。
もしファッションモデルになりたいのなら、身長や体型のバランスの良さを求められるのはもちろんのこと、個性や表現力も高いレベルで求められるでしょう。自分磨きをする一方で、オーディションを受け、事務所に所属し……となりたいモデルになるための方法を調べなければなりません。
というように、まずはなりたい自分を想像する、これがスタートラインです。

「美術モデルのあれこれ」

私の場合、始まりは美術モデルでした。あくまで私の考えですが、美術モデルのモデルはモデルが主役ではありません。(ファッション誌でいうと服や靴が主役、ということになるのでしょうが)
作者の意図を汲み取り、モデル台に立ってポーズを取る。それが絵や彫刻といった作品になります。できあがった作品が作者の言いたいこと、伝えたいことであり、主役です。(見る側、お客様が主役、と考えることもあるでしょう)
写真に対しても私は同じような考え方を持っています。絵や彫刻と少し違うのは、写真に映りこんだものの姿はほぼ、自分自身、ということ。
そのときの写真を見れば、そのときの私が何を考えていたのかがすぐに思い出せます。姿だけではなく、モデルの内面も反映させてしまいがちになるのが写真作品。カメラマン、写真家によって内面を写し取りたい方もいらっしゃいますし、内面は必要なく、絵として外面を求められることもあります。内面の出し入れを求められること、美術モデルの中でも写真という分野においての特殊だと思います。

「写真モデルのどの瞬間が好きか、という質問に対して」

20160423-16A_4133-Edit-2
普段は歌やダンスをしているという方に「写真モデルをやっていて、どんな瞬間が好きなんですか?」と訊ねられました。彼女は写真のモデルをするのは初めてということで、緊張していました。
もともと写真嫌いの私がモデルをすることになったのも、私のブログを読んだ女性カメラマンから熱烈なオファーがあったからでした。そのときの私といえば、恋愛のことで一喜一憂する毎日を過ごしていました。ほんの小さなことで幸せを感じることができ、切なくなっていたそんな時期。
出来上がった写真にその複雑な色が混ざり合って作品になっていたのを見て「私は私をきちんと記憶しておくべきだ」そう思いました。記録として、記憶しておくべきだ、と。
撮られ慣れしてくると、撮る側とのコミュニケーションであったり、偶然の産物でおもしろい写真が撮れたりして、自分なりの楽しみを見つけられるようになります。

「撮られたい、と思っているあなたへ」

20160423-16A_4385
どんな写真を撮られたいのか、あなたの心は決まりましたか?
事務所に所属するにしても、SNSでカメラマンや写真家と繋がるのも危険はツキモノです。よくよく下調べをしてから挑んでください。

撮影:ボヤ様

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
錦織小町@ささ脳

錦織小町@ささ脳美術モデル

投稿者プロフィール

表現者。1988(昭和63)年大阪府生まれ。近畿大学中退、大阪コミュニケーションアート専門学校卒業。三年間の会社員生活を経て、現在は執筆、美術モデルを主な活動としている。生きている意味、自分にできること、しなければいけないことは何かを問い続ける。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

カテゴリー

ページ上部へ戻る