あなたは大丈夫? 働く男女のストレスの実態

 

1000人に聞く! 「ストレスを感じている」自覚、8割以上

「働く男女、ストレスの原因は「仕事」と「職場の人間関係」が多数」

多くの人が抱えるストレス。感じる要因も人それぞれです。
あなたはストレス、感じていますか?
そもそもストレスとは「心身に負担がかかった状態」と考えられています。ストレスを引き起こす要因、たとえば仕事内容、人間関係などを「ストレッサー」、それによってひずむことを「ストレス」といいます。
2015年11月、マーケティングリサーチシステム「マクロミル」による20歳~59歳までの働く男女1000人を対象におこなったアンケート調査によると「普段どの程度ストレスを感じているか」の設問で「ストレスを感じている」と回答した人は86%。うち「強く感じる」が30%「やや感じる」は56%という結果に。
「ストレスを感じている」と回答した人のうち、その頻度を訊ねる設問で「ほぼ毎日」と答えた人は42%、ついで「週に3~4日」は33%にも上りました。

ストレス1

その原因は「仕事内容」が62%、ついで「職場の人間関係」は58%と上位。「経済問題」32%、「家族関係」が30%と続きます。
昨年に比べて「ストレスを感じている」と回答した割合は2%増えていますが、その原因については「仕事内容」、「職場の人間関係」のトップ2は変わりはありません。

「ご存知ですか?「ストレスチェック制度」」

「ストレスチェック」とはストレスに関する質問票に労働者が記入して、集計、分析することで自分のストレスがどのような状態であるかを調べる簡単な検査のこと。労働者が自分のストレス状態を知ることで、ストレスを溜めすぎないように対処する、もしくは高い状態であったなら医師との面接で助言をもらう、会社側に仕事の軽減などの措置を実施してもらい、職場の環境改善につなげることを目的としています。

ストレス2

「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防ぐこの仕組みは、「労働安全衛生法」の改正により、2015年12月1日から労働者が50人以上いる事業所では年に一度、この検査をすべての労働者に対して実施することが義務付けられました。
ですが、まだ認知率は低いというのが現状。2014年10月に実施したアンケート調査では当制度を知っていると回答した割合は6%、2015年には28%と増えたものの、72%の人たちが制度の義務付けを知りません。

「ストレスチェックの実施で心配される職位の変更や解雇」

「正直に答えて、医師との面接が必要だと結果が出たら、職位に響くのでは」と心配される方も多いのではないでしょうか。
ストレスチェックの記入が終わったら、医師またはその補助をする実施事務従事者の方が回収してくれます。第三者、人事権を持つ職員が、記入済みの質問票の内容を閲覧することは禁止されているので安心です。結果は実施者から直接本人に通知され、企業に返ってくることはありません。企業が個人の結果を入手したいときは、本人の同意が必要となります。
企業は職場分析と職場環境の改善が努力義務とされているため、実施者よりストレスチェックの結果を部、課、グループなど一定規模の集団ごとに集計、分析したものを提供してもらいます。その結果を踏まえて、職場の環境改善に努めます。
厚生労働省では不利益取り扱いの防止策として、医師による面接指導を受けたい旨の申し出を行ったこと、ストレスチェックを受けないこと、ストレスチェック結果の事業者への提供に同意しないこと、医師による面接指導の申し出をおこなわないことや、面接指導の結果を理由に解雇、雇い止め、退職推奨、不当な動機、目的による配置転換、職位の変更を禁止しています。

「ストレスと私」

「ストレスなんて感じたことない」
なんて公言していたのは学生時代までの話。ストレスとは無縁だと思っていた私も、新入社員のときに人間関係がうまくいかなくて、ひどく落ち込み、職場で倒れてからやっと「これがストレスなのね」と理解しました。
幸い、一週間ほどの休暇をいただき、店舗を異動するという処置がとられて解決。……とは手放しに言えないのですが、一応、職を失わずに済みました。当時、搬送された病院で話を聞いてくれた店長には、今でも感謝しています。
私が正社員だった頃にこのストレスチェック制度があれば、溜め込んでいる自分に気がつき、早めの処置をとれたかもしれません。その結果を持って、店長に話をすることもできたはずです。
ストレスは心、体、頭の内的な側面から、行動、態度といった外的な側面へと影響が出てくるといわれています。意欲の低下から引きこもり状態、判断力の低下から事故に繋がるなどの事態を招くことも考えられます。
1年に一度、ストレスチェックを受け、自分を見つめるいい機会にしてはどうでしょうか。

参考
株式会社マクロミル ~ストレスチェック制度の施行にともなう~ 働く男女1000人ストレス実態調査
厚生労働省 ストレスチェック制度導入マニュアル

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錦織小町@ささ脳

錦織小町@ささ脳美術モデル

投稿者プロフィール

表現者。1988(昭和63)年大阪府生まれ。近畿大学中退、大阪コミュニケーションアート専門学校卒業。三年間の会社員生活を経て、現在は執筆、美術モデルを主な活動としている。生きている意味、自分にできること、しなければいけないことは何かを問い続ける。

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