貯める節約術――一人暮らし編

ポイントを押さえるだけ! 簡単一ヵ月定額生活

「学費を貯めながら仕送りなしの一人暮らし」

大阪市内で駅近、スーパーは徒歩10分圏内に3店舗もあるという好立地。6畳の部屋に、小さな収納、2畳ほどのキッチン、ユニットバス、で一ヵ月の家賃3万5000円。水道料金、共益費も含んでこの金額は目玉物件でした。専門学生時代、学費と生活費を工面するため、学校とアルバイト先が居場所だった私に、贅沢な住まいはあまり重要ではありませんでした。最低限の暮らしができればそれでよかったのです。
両親からの仕送りなしで、年間120万円の学費を貯め、最低限の暮らしをするにあたって、しなければいけないことは何か。山積みになったダンボールの間に寝そべり、まずはそれを考えることから始めました。

「一ヵ月1万円で生活してみよう」

外食や買い食いはどうしても高くつくから、自炊は必須項目だろう。電気代、ガス代はどれくらいかかるだろう……と考えを巡らしてみましたが、なんといっても初めてのこと。適当にあたりをつけて、食費5000円、光熱費5000円、一ヵ月1万円で生活してみよう、という考えに至りました。
「極貧生活になるんじゃないの?」
と思いの方もいらっしゃるとは思いますが、(実際に友人は心配していました。)意外や意外、なかなか快適で大きな病気になることもなく、期日までに学費を払うことができ、皆勤賞をいただいての卒業。会社員になり、収入が安定してからも1万円生活を止めることはありませんでした。

さて、1万円生活を始めるにあたってのポイントをご紹介。
①一ヵ月どのくらいの金額で生活したいかを設定する。*光熱費、消耗品費、振込み手数料など含む。(私の場合は1万円)家賃は別途。
②普段使っている財布と別に生活用の財布を用意する。(これが重要なポイント)
財布の中にお金が入っているとどうしても使いたくなってしまうもの。この金額で一ヵ月生活しないといけないのか、と思えば、自然と購買欲を抑えられたり、gあたり安いほうはどちらか見定めるようになったりと細かいことにも目を向けるようになるはずです。

自らが設定した金額を新しい財布に入れれば、準備完了。あとは財布が空にならないよういに一ヵ月生活するだけ。レシートをとっておく必要も、家計簿につける手間も省いてオッケーです。(生活の変化を見たい方はつけておくといいですね)
大切なのは何を買ったのかではなく、いくらで過ごせたか、どれだけ節約できたか。その財布がすべて管理してくれます。

「当時の暮らしぶり」

一万円の内訳はだいたい、食費6000円、消耗費1000円、光熱費3000円。
今回は生活の6割を占める食料品の買い方を紹介します。
さあ、買い物に出掛けましょう。食料品を買いに行くタイミングですが、ベストは「冷蔵庫の中身がなくなってから」。
私の場合週1~2回ほどスーパーに通い、適度に買い溜めしていました。なので、3~4日で食べきれる量を考えて買い物をします。1回の買い物は700円前後に抑え、一週間で1400円×4週間で一ヵ月5600円が目安。
私が愛してやまないのは、今も変わらず全国チェーン、まだまだ店舗拡大中の業務スーパー(株式会社神戸物産)です。野菜が高騰している昨今とはいえ、どのスーパーよりも安定してお財布に優しいのは業務スーパーだと思います。
700円で何を買っていたか、ですが、狙うは100円以下の野菜、でした。プラス、もやし1袋、納豆3連1パック、豆腐一丁など財布と冷蔵庫のスペースと相談しながら購入。玉子は100円前後なら買っていました。
野菜ばかりでは栄養のバランスがよくないので、月末あたりで財布に余裕が出てきたら、たまにお肉が食べたいときに備えて鶏のムネ肉(一番安い肉)を買います。プチ贅沢ですね。肉を手に入れたら、その日中に細かく切り、一回分をラップに包んで冷凍保存。(本当は加熱処理をしてから冷凍にするのがベスト)
どうしても好物の唐揚げが食べたくなったときは冷凍唐揚げを1袋買います。(300円前後)一日3~5個チンして食べます。これは私の中では超、贅沢でした。
調味料や米を買わないといけない月は特に注意が必要です。先月、先々月から出費を抑え、イレギュラーな食品を購入するためにお金を温存しておきます。

「オススメ! 寄り道を防ぐお腹が膨れる必須アイテム」

お腹が空くとついコンビニに入ってしまいがち。とにかく学費を貯める必要があったので、どの財布からもお金が出て行ってしまうことを止めたかった私は、家でお腹いっぱいになってから出掛ける習慣をつけました。
その生活を助けてくれたのは「納豆、豆腐、キャベツ、わかめ、はるさめ」の5アイテム。主に味噌汁やサラダにして食べていました。どれも安くて手軽に食べられて満腹食材です。

「選べない病が発症?」

この生活にも弱点があります。家で食べてから外へ出る習慣が身についてくると、いざ付き合いでコンビニやファミレスに入ったとき、行き慣れていないせいで選べない病になってしまいました。食べたいものだらけなのか、本当は何も食べたくないのかもよくわからなくなって、なんでこんなにメニューがあるんだ……と嫌になりました。
友達と一緒のメニューにする、友達が選んだメニューの近辺で選択する、などいろいろ試みましたが、「自身が作れない料理」に焦点を置いて選ぶと、スムーズに注文することができるようになりました。

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錦織小町@ささ脳

錦織小町@ささ脳美術モデル

投稿者プロフィール

表現者。1988(昭和63)年大阪府生まれ。近畿大学中退、大阪コミュニケーションアート専門学校卒業。三年間の会社員生活を経て、現在は執筆、美術モデルを主な活動としている。生きている意味、自分にできること、しなければいけないことは何かを問い続ける。

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